インドツアー2012 スタッフレポ#8

9日目はデリーからの夜行列車を経てムンバイに到着です。この都市は僕にとってインドで最も印象的な街でした。

 

その理由の一つとしてインドらしからぬ整備された街が広がっていたということがあります。英領時代の名残であるコロニアル建築が街には多く見られ、一方で高層ビルも立ち並んでおり、インド経済の勢いを感じることが出来ました。

 

 

突然ですがみなさんはスラムと聞いて何を想像するでしょうか。

 

 

治安が悪い?浮浪者で溢れている?居住環境が劣悪?

 

 

もちろんそういった地域もあるとは思います。しかしながらこの日メッセージノートプロジェクトの一環で訪れたスラムは少し様子が違っていました。

 

 

現地のNGOの方に付いていきスラムに入っていくと確かに臭いも酷くハエも多い。道路は舗装されてはいないしムンバイの中心部とは違った街並みが広がっていました。さらに中心部に進んでいくと大きなゴミの山が。フィリピンのスモーキーマウンテンのようなゴミ山です。

 

ここのスラムはごみ集積場で働く人が住む場所を求め近くに集落を作ったことに起源があります。確かにごみ集積場は功大でそこで働く人の数が多いのも納得出来ます。

 

進んで行くとこのような街の風景が。

 

 



携帯ショップもある。生活用品店もある。僕が想像していたようなスラムとは違って経済活動がしっかりと行われていたのです。

 

 

彼らは彼らのバランスで生活をしていて、そこには笑顔もたくさんあった。経済的な豊かさ=人生の豊かさとは言えないということを肌で感じた瞬間でした。

 

そして同時に、スラムに対する働きかけの難しさも感じることが出来たと言えます。確かにスラムの居住環境は悪い。衛生的にも良くないし、このままだと健全な生活を送ることは難しいです。しかしスラム=環境が悪い=なくした方が良いという単純な構図ではなくそこに存在する多くの人々の暮らしを理解しないと今ある課題を解決したとしてもまた新たな課題を生んでしまうのです。

 


 

こういったスラムの課題に取り組んでいる場所に僕らはメッセージを送り届けて来ました。

 

上にも書きましたが今回スラムを案内して下さったのは現地のNGOAPNALAYAという団体です。



http://apnalaya.org/

 

簡単に言うと教育環境の整備からスラムの状況を改善していこうという団体で、今回メッセージを届けたのはAPNALAYAが運営するスラムの小学校でした。

 

他の小学校の生徒よりもやんちゃな子が多く、日本で言うところの下町育ちの子のイメージでしょうか。一緒に遊ぶ時間を設けて頂きましたがエネルギーそのもの。たくさんの元気を貰いました。

 

 

その後はメッセージノートを手渡し。とても嬉しそうにしていました。

 

このメッセージがスラムの子ども達にとって良い刺激となることを願っています。自分の住む世界は今いる場所だけじゃない、世界は広く可能性に満ちていると気づくきっかけになると幸いです。

 

僕らにとってもそう思えるよい機会でした。

 

(文責:徳増康治)

 

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