インドツアー2012 スタッフレポ#11

ここからの二回は去年のツアーにも参加したスタッフから「二回のインド渡航を通して感じたこと」をテーマにレポートしてもらいます!

 

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二回目のインドを通して

 

 インドに到着した時の事、少しばかりの不安もあったがそれとともにこのツアーでの言い方を意識すれば、「帰ってきたー!」という高揚感も覚えていたと思う。

 半年前初めてインドに来た前回、それこそ初めての場所であまりにも自分の普段見ている日常と違って圧倒されっぱなしだった。

 しかし今回はそういう状態から一歩踏み込み、自分自身より意味あるものにしたかったため企画側として参加させてもらった。

 具体的にどういう事を意識してツアーを行っていたかというと、やはりこのツアーの重要なテーマである「繋がり」というキーワードだった。

 

なぜ「繋がり」を意識したいのか?と考えた時に、やはり素直に人と人の結びつきその偶然のきっかけが、現在の自分では想像もしえないような新しい何かを発見するきっかけになる。また自分が求めている以上の何かを手にしたり、はたまたそれ以上の困難も待ち受ける事もあったりする。

 しかし結局の所そういった様々な体験が私ひいては私に関わる人々にとってかけがえのないものを与えてくれる。

 そういった事を前回のインドで自分自身体感する事が出来た。だから素直に「繋がり」という事を意識したいし、その偶然性や未知なるものと出会ってみたいということを思った。

 そして企画側として参加する以上ツアー参加者に前回の私がそうであったように、見た事のない世界を知る事と同時に、自分自身のことを考えるきっかけにわずかながらでもなってくれたらと思いツアー中は取り組んだ。

 

 詳しいツアー内容に関しては参加者の方々がブログで書いてくれている通りでやはり各々の視点から話をしてくれているはずなので、私自身も少し違う角度、「物」を通した視点から話していこうと思う。

 

  ソーラーランタンについて

 

村に訪問した際ソーラーランタンが大きな意味合いを持っていたという事実。


 恥ずかしながら、最初は

「暗いのだろうな、ランタンがあるお陰で生活が助かるのだろうな。」

 そんな程度で私は考えていた。もちろん前回で実際の現実は想像とは違うという事を体験しているので、それ以上の「違う」に出会う事くらいは考えていたけれどあまりにも違った。


 夕方になり、真っ暗で何も見えない夜になっていった。自分の生活と比較すると、日本人は光に囲まれているし、生きる事が比較的容易でありそんな事心配する必要がない、安心して夜を迎える事が出来る。

 しかしそこで遭遇したのは、本当に何も見えない、という状況であった。そこでランタンが担う役割を一言で言えば、安全の保証という役割を超えた光だった。

 生活を成り立たせ、その光を共有することでお互いの為に必要な物をお互いに意識し大事にしていくというある種のコミュニティを作り、人と人とを繋ぐ光にもなっていた。

 つまり、私が最初に考えていたような生活を助けるとか暗いのを明るくするとかそんな一言では終わらせる事が出来ないものであった。

 これからもこのランタン達がたくさんの所で灯され、より様々な光として意味を持ち、人々の生活を良い方向へ導いてくれることを願いたい。

 


  メッセージノートについて

 

 この企画は今回のメインイベントでもあった。これはみんなも述べてくれている通りであるが繰り返し説明すると、

 

   日本の子供たちからのメッセージを添えたノート1000冊をインドの子供たちに配るというもの。ノートはコクヨST株式会社様に寄付していただいたものであり、インドと日本をつなぐ、それが今回のツアーのテーマであり、目標だ。(この企画に一番熱かった浅野の言葉を使わせていただきました。)

 

ということである。

 実際はどうだったかというと、これに関してもランタン同様に想像以上のものであった。

 まずそのノートの威力と言ったら凄まじかった。ある程度は子供達が喜ぶのは想像していたものの、それこそ何冊も欲しがる子もいたし、その場ですぐにメッセージが何と書いてあるのかといった事を気にかける子達がいた。もちろん使われるということを前提としつつ配ったノートであるが、私達からしたら小学校の子達を繋ぐツールとしてのノートだった。

 けれどもそれが違う意味を持ち、私達自身も一緒に繋げてくれるノートに変貌していたのであった。インドの子達と私というのはもちろん、今回のツアー参加者であったり協力してくれた小学校と私であったりを繋いでくれたのであった。そしてそれは結局のところ、ごくごく当たり前にいる周りの人達がいてくれてそこで私も存在しているということを再確認させてくれるものだった。


 このような企画は一見単発的であり、何かを残すという事になるのかという疑問もあるのではないか、と私自身も始めは思っていた所もあったが、実際はこういった本当に小さな小さなきっかけでしかないかもしれないこの積み重ねこそが、結果として相手の事を意識しそれと同時に私を意識出来る所から始まり、またお互いに交流を続け継続的な繋がりというものを作る事ができる、そんな風に思った。 と同時にインドの小学生と日本の小学生達自身も今は何か一緒にやろうとは現実的に無理だとしてもこの小さな一歩が、実は相手を思いやるきっかけに遠い所に想いを馳せるきっかけになったり、新しい自己の発見をしたり、将来大きな何かとして実を結ぶ事もあるのではないかと思った。

 

と上記二点からまとめると、物を渡す、受け取るという行為はそれに留まらず、それらを通して直接面と向かい合うコミュニケーション以上の何かをもたらしてくれる。そして特に私達自身、日々の生活の中で見える結果ばかりを求めてしまうのだけれど、それ以上に見えない結果の蓄積の重要性も改めて気づかされたのかなと思った。

 普段はとかく尊重とかお互いを大事にし合うとか言いがち、意識しがちだけれど、今回のような純粋な気持ちを感じられる事の蓄積の先にさらなるお互いの発展がある事を願って私のツアー日記を終わりとする。

 

(文責:原田一史)

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